アメリカの学校の階級社会がスゴイ!勝ち負けの関係やイジメの実態

アメリカのハイスクールにはリアルに明確なヒエラルキーがあるそうです。そして、その階級間で日常的なイジメも存在するとのこと。

また、学校の銃乱射事件の裏にも、こうしたイジメがあったともいわれています。アメリカの学校事情をちょっとのぞいてみませんか?

目次

アメリカの学校の階級制度!日本より明確に分かれている? 

ハイスクール内での序列

アメリカの学校の中でも特に階級が顕著なのがハイスクール。アメリカのハイスクールを舞台にした映画やアニメなどでも、上下関係がはっきりと描かれていることもありますよね。では、その上下関係を生み出す序列はどんなものがあるのでしょうか?

●学園ヒエラルキーの上位階層

・「ジョック」

ヒエラルキーの頂点に立つといわれるのがこの「ジョック」です。学校内で一番人気の高い運動部のキャプテンで、アメリカだとアメフト部のキャプテンがこのポジションであることがほとんど。映画などではスポーツ万能でハンサム、そしてお金持ちといった描かれ方をしていることが多いですね。

ジョックはプロム(卒業パーティー)で学園の「キング」に選ばれることが多いため、キングと呼ばれることもあります。

女子生徒の頂点

・「クィーン・ビー」

全生徒の頂点はジョックですが、全女子生徒の頂点に立つのがこの「クィーン・ビー」です。名前のとおり、女王蜂です。アメリカでは、チアリーディング部のキャプテンがこのポジションですね。その立場上、クィーン・ビーはジョックのガールフレンドであることがほとんどです。

引用元-ヒエラルキーの頂点は「ジョック」―海外の学校のヒエラルキーの呼び名 | ネタ・おもしろ・エンタメ | 大学生活 | マイナビ 学生の窓口

  • アメリカのハイスクルーには明確な序列がある。
  • 男子生徒のキングは「ジョック」と呼ばれ、たいていがアメフト部のキャプテン。
  • 女子生徒の頂点は「クィーン・ビー」で「ジョック」のガールフレンドがほとんど。

権力者には人間性を求めてしまうのは日本人の悪い癖?

米国人がキングとクィーンを作りたがるのは少し違和感がありますが、本当にすごいやつをすごい、と認める社会は悪くはないとも思います。ただし、何をもってすごい、というか、や、権力を預けすぎるのはいかがなものか。

学校階級の順位とは!?アメリカにおけるランク付け

学校のスターと取り巻き

1・ジョック (Jock):ピラミッドの頂点。イケメンかつスポーツ万能の帝王。アメフト部やバスケ部などで活躍する、校内のスターである。

2・クイーン・ビー(Queen Bee):「女王蜂」の意味で、 所謂「学園の女王」。カリスマと美貌に恵まれ、多くの場合はブロンドでチアリーダーを務める。総称はクイーンズ (Queens)。

3・サイドキックス(Sidekicks):上のクイーン・ビーの取り巻き。

4・プリーザー(Pleaser):女子の場合はクイーン・ビーおよびサイドキックスの取り巻き。男子の場合はジョックの子分。下の立場の者へのたかり (Please) を活発に行う。

5・ワナビー(Wannabe):クイーン・ビーおよびサイドキックスの取り巻き。取り巻きながらも立場の上昇(サイドキックスへの昇格)を夢見る(ワナビー) 立場。

大いなるヒエラルキー

6・メッセンジャー(Messenger):パシリ(キョロ充)。

7・プレップス(Preps): 文科系の上位者。お金持ちのお坊ちゃま。

8・ゴス(Goth):ゴスロリ。

9・馬鹿(Slacker):おバカ。

10・ギーク(Geek):ヲタク層。

11・ブレイン (Brain):ガリ勉。上の3つはナード(日本でいう「根暗」に相当)に属する。

12・ターゲット(Target):いじめの標的。ナードに属するとは限らない。ゲイの子など。

13・不良(Bad boys&girls):不良少年および不良少女。※ランク外

14・不思議ちゃん(The Floater):図書館で司書したり一人で本を読んだりしてる子。※ランク外

引用元-スクールカースト (すくーるかーすと)とは【ピクシブ百科事典】

  • イケメンかつスポーツ万能はどこの学校でもスター。階級の頂点。
  • カリスマ性と美貌を持つのが学園の女王で、多くがブロンドでチアリーダー。
  • キングとクィーンの取り巻き、さらにその取り巻きがベスト5に入る。
  • 階級層は14位まであるが、12位以下はランク外。

アメリカのハイスクールは、期間限定のミニ王国?ヤバい!

ここまで明確な階級制度があるとは、すでに恐ろしい域。ここにさらにSNSが絡んでくるとハイスクール恐怖症に陥りそ

うです。もうそんな歳じゃなくて良かった!でも、今を生きる彼らには死活問題かも。

階級が背景になった事件!アメリカの学校における出来事

高校時代のいじめが原因?

事件の舞台となったコロンバイン高校に在学していたエリック・ハリスとディラン・クレボルドは、この高校に入学してしばらくを経た頃からその卒業の頃までにわたって、同校の一部の生徒らのいじめの対象になっていたという。

2人がクリーク(派閥)の生徒から毎日のように小突かれたり、その人気集団の生徒らと深い親交を持つ女子生徒が、2人と一緒にいた女子生徒を嘲たりするなど、時に2人を直接嘲る場面などが日常的にあったとの証言がある。

いじめの対象となっていた人たち

彼らの共通の知り合いでのちに独白録を出版もしたブルックス・ブラウンは、2人がファゴット(faggot/「オカマ野郎」「ホモ野郎」というような意味の罵り言葉)と罵られるところや、ハリスがロッカーに押し込まれるところ、2人が車の中から物を投げつけられるところなどを目撃している。

こうしたいじめの対象となっていたのは、ハリスとクレボルドのほかにも存在した。

そうした生徒の一部が、一種の自警団としての結束を旨に、自身らを「トレンチコート・マフィア」と自称するようになる。

事件の前には全員卒業か退学

ハリスとクレボルドは、この集団のリーダーと共通の友人であった。黒色のトレンチコートをシンボルとしたこの「トレンチコート・マフィア」に所属していた生徒らは、この事件が発生するより前にその全員が卒業ないしは退学している。

ブルックス・ブラウンは、「日常的に行われていたいじめが、2人の絆を強くしていた」と語る。彼らを圧迫していた生徒は、この高校で力を持つ者たちだった。事件の当日、2人は彼らのことを「ジョック(en:jocks)」と呼んだ。

引用元-コロンバイン高校銃乱射事件 – Wikipedia

  • 銃乱射事件のコロンバイン高校で、犯人たちは在学中いじめられていた。
  • 彼らの他にもいじめの対象となっていた人はいた。
  • いじめられる側も自警団の「トレンチコート・マフィア」を作っていた。
  • 犯人2人は日常的ないじめによって絆を深くし、事件後「ジョック」と呼ばれた。

ヒエラルキーをバックにいじめをやるのは卑劣極まりない行為。

なんとも言い難い事件。いじめる側が思いもしない心の傷が、いじめられる側には残るのだから、どんな理由でも許されるいじめはない。でも、心が壊れてしまった二人は自殺するしかなかったんでしょうね。

絶対王政の階級社会だった!アメリカの高校で権力を持つ人

勝ち組みが支配する

アメリカの学校にはクリーク(cliques)という階級制度があって、その頂点に君臨するのが男子ではJock(ジョック)、女子ではQueen Bee(女王バチ)。

このQueen Beeの女子には必ずといっていいほど最低2人くらいの侍女、じゃなかった取り巻きがいて彼女をworshipしている。

その次にくるのが、その2人の取り巻きのいわゆるPopular Kids(女子ではWannabe)。

負け組みは下級階層

主にこの2つが上層支配階級であって、それ以下はLosers(負け組み)と呼ばれる学生たちで構成されている下級階層。

主に、Nerds&Geeks(ガリ勉とオタク)、Goth(ゴス)、Musician&Artist(芸術家)、そして一般的に上層にも下層にも属さないといわれているのがGangsters(ギャングスター)。

Gangstersはもっぱら駐車場などでタバコをプカプカしているイメージかな。

クールな男子と女子は注目の的

とにかく、大体どの高校にも一番クールな男子と女子が居るわけで(大抵の場合はその二人がカップル)、男子は顔もよく、スポーツマンで、廊下を歩くだけで注目される。

女子の場合は美人さんで、すこしsassyで、チアリーダーかバレーボールか、たまにどの運動部にも属していないときもあるが、彼女のファッションは学校中の女子の参考。

うちの学校はここまでcliquesがハッキリとしては居なく、一番上のJockとQueen Beeにはそれほど絶大な権力(笑)は無かったが、それでも曖昧ながらも存在していた。

・・・ただ、うちの高校ではJocksも勉強するからね・・・。

引用元-アメリカ高校の絶対王政|◉ Jonのボストン留学記 ◉(大学後期編)

  • ジョックとクィーン・ビー、その取り巻きたちまでが支配階級。
  • それ以外は負け組みとして下層階級扱いされる。
  • イケメンでスポーツができる男子と、美貌と運動のできる女子は注目される。
  • 絶大な権力を持たないケースもあるが、あいまいでもやはり階級は存在する。

アメリカ人はいつもヒーローを探して、自分たちで作り上げる?

見た目も良くて勉強もスポーツもできる、という人がスター扱いされるのは理解できるけれど、リーダーとして信頼される人望も集める人であってほしいなぁ。アメリカ人はヒーロー好きだから権力を与えすぎてしまうのか?

いじめは慢性的なの!?アメリカの学校における問題点

残酷ともいえる階級社会

アメリカのイジメは、日本よりも慢性的であり、日常の一部となっていると言えるかもしれない。

アメリカのハイスクールなどでは、アメフト部員、チアリーダーを頂点とした

人によっては5階級などと説明がされる厳しく残酷とも言えるヒエラルキー(階級社会)が築かれている。

アメフト部員や野球部などのジョック(Jock)と呼ばれるイケイケのパーティー大好き青年たちは、

ナード(Nerd)と呼ばれるイケてない層をイジメてからかうのがしばし日課となっている。

ナードには、ギーク(おたく)、ブレイン(がり勉)、ゴス(特定のバンドファッションに身を包む生徒)など

様々に細分化された人達が存在する。

イケてる層にいないといじめの対象になる

ジョックになりたくてアメフトなどの運動部員になるものはとても多く、

またジョックにならないと日常的にからかわれて、パーティーに呼ばれないなど不利益を被る為に、

男子も女子もイケてる層に属するためには、イケてない層を日常的にイジることで、

イケてる層に属し続けようとしイジメが起こると言われており、場を盛り上げるためのイジメや”からかい”は日常茶飯事となっている。

その為に是が非でもイケてる層に属さなければ自分がイジメられる為に、

アメリカのハイスクールでは熾烈な戦いが日々繰り広げられている。

引用元-学生時代、『いじめ』を受けたことがあるハリウッドスター24人リスト – hollywoodsnap

  • アメリカのイジメは日本よりも慢性的に行われている。
  • 残酷ともいえるヒエラルキー社会が存在していてイジメは日常的に起こっている。
  • イケてる層に属し続けようとしてイジメが起こる、とも言われている。

弱い者いじめや遊びで人をいじる奴をキングと呼んではいけない!

自分がいじめられる側に回りたくないから、いじめる側に回るって、実は日本でもどこでもよくある話で、人間の心理なんでしょうね。ただ、ヒーローが好きなら、いじめを許さない人こそヒーロー。バカキングは要らない!

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