英語で動物の複数形を勉強していると、sheepsではなくsheep、fishesではなくfishでいいの?と急に不安になることがあります。犬ならdogs、猫ならcatsと覚えたのに、sheep・fish・deerだけ形が変わらないと、ルールが途中で裏切られたように感じますよね。
結論から言うと、動物の英語には「1匹ずつ数える感覚」と「群れや種類として見る感覚」があり、その違いで複数形が変わる単語と変わらない単語があります。この記事では、sheep・fish・deerのような単複同形の考え方、動詞の合わせ方、間違えやすいglassesやpantsとの違いまで、英語が苦手な人でもつまずきにくい形で整理します。
動物の英語で複数形が変わらないものがある理由
sheep・fish・deerは群れとして見られやすい
英語の複数形は、基本的にはdogがdogs、catがcatsのように語尾へsを付けます。ただし、sheep・fish・deerのように、1匹でも複数でも形が変わらない単語もあります。このような単語は「単複同形」と呼ばれます。
理由を暗記だけで処理しようとするとつらいですが、感覚としては「一匹ずつ目立っている動物」よりも「群れ・種類・獲物としてまとめて見られやすかった動物」に多いと考えると覚えやすいです。羊の群れ、魚の群れ、鹿の群れは、昔の生活の中でまとめて数えられる場面が多かったため、形が変わらないまま残ったと見ると納得しやすいでしょう。
fishは種類を強調するとfishesになることもある
fishは特に迷いやすい単語です。水槽に魚が3匹いるなら、日常英語ではthree fishで自然です。一方、海に複数の種類の魚がいることを強調したい時は、different fishesのようにfishesが使われることもあります。
つまり、fishは「数」だけならfish、「種類の違い」を前に出すならfishesという見方です。中学生や高校生の英作文では、まずthree fishを基本として覚えておけば大きく外しにくいでしょう。
- sheep・fish・deerは、1匹でも複数でも形が変わらない
- fishは種類を強調する時だけfishesになることがある
- 丸暗記より、群れや種類として見る感覚で覚えると残りやすい

私なら、単複同形の単語はノートに1語ずつ並べるより、「群れで見る動物」として小さなセットにします。sheep・fish・deerを3つまとめて、横に「形は変えない、動詞で数を出す」と書くだけでも、テスト前の思い出し方がかなり変わります。
fishとdeerの数え方で迷いやすいポイント
数字が付いても単語の形は変えない
fishやdeerは、前に数字が付いても形を変えません。one fish、two fish、three deerのように使います。日本語で考えると「2匹なら複数だからsを付けたい」と思ってしまいますが、ここでは単語そのものではなく、前の数字や文脈で数を伝えます。
たとえば、I saw three deer. は「私は鹿を3頭見ました」という意味です。threeがあるため、deerの形を変えなくても複数だと分かります。英語はすべてを語尾だけで判断するわけではありません。
a lot ofやmanyが付いても同じ形になる
a lot of fish、many sheep、some deerのように、複数を表す言葉が前に来ても単語の形は変わりません。many sheepsと書きたくなる人は多いですが、sheepはsheepのままで使います。
英作文で迷った時は、「前の言葉が複数を示してくれているか」を見ると判断しやすくなります。数字、many、some、a lot ofがあれば、単語にsを足さなくても意味は伝わります。
- three fishやmany sheepのように、数字や数量表現があっても形は変えない
- 複数かどうかは、単語の語尾ではなく前の言葉で判断できる
- 迷ったら「sheep・fish・deerにはsを足さない」と先に決める

練習するなら、three sheep、many fish、some deerを声に出して10回ほど読んでみてください。sheepsと言わないリズムが口に残ると、テスト中に手が勝手にsを書き足すミスを防ぎやすくなります。
単複同形の英単語は動詞の一致に注意する
形が同じでも意味が単数ならisを使う
sheepやfishは形が変わらないため、動詞の選び方で迷いやすい単語です。1匹の羊ならThe sheep is in the field. のようにisを使います。単語の形だけを見ると複数にも見えますが、意味が1匹なら単数扱いです。
英語では、名詞の見た目よりも「話している数」が大切になります。a sheepなら1匹、two sheepなら複数です。同じsheepでも、前に何が付いているかで動詞が変わります。
複数の意味ならareを使う
複数の羊ならThe sheep are in the field. と書きます。sheepの形は同じでも、複数の意味なのでareになります。ここが単複同形で一番ミスが出やすいところです。
テストでは、名詞だけを見て判断するより、文全体を見て「1つなのか、2つ以上なのか」を確認すると落ち着いて選べます。特に穴埋め問題では、前のa、数字、manyを見落とさないことが大切です。
- a sheepならis、two sheepならareを使う
- 単語の形が同じでも、意味の数で動詞が変わる
- 穴埋め問題では、名詞の前にあるa・数字・manyを見る

私が英作文を直すなら、まず名詞に線を引くより、aや数字に丸を付けます。a sheepなら単数、three sheepなら複数。この順番で見ると、isとareの選択がかなり早くなります。
外来語やJapaneseのように複数形が変わらない英語
JapaneseやChineseは人を表しても形が変わりにくい
動物以外にも、複数形が変わらない単語があります。JapaneseやChineseは、人を表す時にも形が変わりにくい単語です。one Japanese personのようにpersonを付ける形もありますが、the Japaneseのように集団を表す使い方もあります。
ここで大切なのは、「全部の英単語がsで増えるわけではない」と知ることです。英語の複数形は規則が多い一方で、国籍・民族・生き物・道具など、まとまりとして扱われる単語には例外も残っています。
aircraftやseriesも形が変わらない
aircraftやseriesも単複同形としてよく出てきます。one aircraftでもtwo aircraftでも形は同じです。seriesもone series、two seriesのように使います。
これらは動物ではありませんが、sheepやfishと同じように「形は変わらないが、文脈で数が分かる」と考えると整理しやすくなります。英語を勉強する時は、例外をバラバラに覚えるより、同じ性質の単語を箱に入れていく感覚が役立ちます。
- Japanese・Chinese・aircraft・seriesも形が変わらないことがある
- 単複同形は動物だけのルールではない
- 同じ性質の単語をまとめて覚えると、例外が整理しやすい

海外の学校では、単語をリストで覚えるだけでなく、使う場面ごとにまとめる学び方もよく使われます。日本と海外の勉強スタイルの違いを見る視点を知っておくと、英単語の覚え方にも応用しやすいでしょう。
glassesやpantsは日本語と逆に複数で考える
眼鏡やズボンは1つでも複数形になる
単複同形とは逆に、1つに見えるのに複数形で使う単語もあります。glassesは眼鏡1つでもglasses、pantsもズボン1本でpantsです。日本語では「眼鏡」「ズボン」と単数のように感じるため、英語で複数扱いになると混乱しやすいところです。
理由は、左右に分かれた2つの部分でできているものとして見られるからです。眼鏡はレンズが2つ、ズボンは脚を通す部分が2つあります。英語では、その形の感覚が複数扱いとして残っています。
a pair ofを使うと数えやすい
glassesやpantsを1つ、2つと数えたい時は、a pair of glasses、two pairs of pantsのようにpairを使います。pairは「一組」という意味です。日本語でも「眼鏡1本」「ズボン1本」と言うように、英語ではpairが数える単位になります。
単複同形のsheepとは別のタイプですが、どちらも「日本語の感覚だけでsを付けたり外したりしない」ことが大切です。英語では、その物をどう見ているかが形に出ます。
- glassesやpantsは、1つに見えても複数形で使う
- 数える時はa pair of glasses、two pairs of pantsのようにpairを使う
- 日本語の単数感覚だけで判断しない

私は、こういう単語を覚える時に「日本語と同じか、違うか」を横に書きます。glassesは日本語の感覚と違う、sheepも違う。違うものだけ印を付けると、全部を同じ熱量で覚えなくて済みます。
動物の英語の複数形で迷った時の覚え方
まずは頻出3語を固定する
最初からすべての例外を覚えようとすると、英語が重たく感じます。まずはsheep・fish・deerの3語を固定しましょう。この3つは学校のテストや英作文で出やすく、覚えた分だけ点数に直結しやすい単語です。
ノートには、one sheep / two sheep、one fish / three fish、one deer / many deerのように、単数と複数をセットで書くのがおすすめです。単語だけでなく短い表現にすると、実際の文で使いやすくなります。
英語は場面で覚えると忘れにくい
英単語は、表だけで覚えるより場面と一緒に覚える方が残りやすいです。たとえば、牧場で羊を見ている場面ならmany sheep、水族館ならmany fish、森で鹿を見たならthree deerという形です。
英語圏の学校生活や授業の雰囲気を想像しながら覚えると、単語がただの文字ではなくなります。海外の学校で使う英語をイメージする話も、英語を場面で覚えるヒントになります。
- 最初はsheep・fish・deerの3語を優先して覚える
- 単語だけでなく、one sheep / two sheepの形で練習する
- 牧場・水族館・森のような場面と一緒に覚えると忘れにくい

テスト前に時間がないなら、sheep・fish・deerだけを紙に書き、横に「sなし」「動詞注意」と大きく書いておきましょう。5分の確認でも、sheepsやdeersと書くミスは減らせます。小さな例外を先に押さえると、英作文全体にも落ち着きが出ます。

