大学ゼミを選ぶ時、どんなことを重視して選べば良いのでしょうか?研究内容?教授の指導方法?それとも仲間?そんな疑問にお答えするべく、ゼミ選びのポイントについてまとめました。
ゼミ選びの方法や時期、研究したいテーマが見つからない時のゼミの選び方についてもご紹介。
また、ゼミ合宿やゼミ飲み会があるって本当?ゼミの教授の厳しい指導、その真意とは!?など、気になる話題もご紹介します。
目次
どうやって選んだらいい?大学ゼミの口コミを参考にするのもポイント!
シラバスを読み込んでゼミのテーマを把握
まず欠かせないのが情報収集です。ゼミ選択の際に配られるシラバスを読み込むのはもちろんのこと、口コミも有効活用しましょう!シラバスを読むと、だいたい1年間の講義の流れや、取り扱うテーマがわかります。これをしっかり読んで、自分の興味がありそうなゼミをいくつか探し出しておきましょう。
ゼミの評判を口コミ調査
次に口コミ調査です。これが一番重要かもしれませんね。シラバスを見ただけでは、そのゼミがどれくらいの活動量なのかは予想できません。シラバスを読んでいいなと思ったゼミに実際に入っている先輩を探しましょう。入ってから、「想像以上にキツくてだめだ…」「なんか思っていた活動内容と違う…こんなはずじゃ…」となるのは悲しいですもんね。逆にシラバスの印象は微妙でも、詳しく聞いてみると「なんだか楽しそうかも!」と感じることもあるんですよ!
ゼミはテーマより活動内容、活動内容より人
先輩たちいわく、「ゼミはテーマより活動内容、活動内容より人」なんだとか。ちょっと極論に聞こえなくもないですが、どんなテーマでも研修合宿があるなど楽しそうな活動なら興味を持てるし、どんなにきつい課題でも面白い人とやれば面白いよ、とのことです。そう聞くと一理あるかもしれませんね。もちろん、自分が興味のあるテーマで興味のある活動内容であることに越したことはありません!
- 大学のゼミ選びは情報収集から
- シラバスでゼミのテーマをチェック
- 口コミでゼミの活動内容や評判をチェック
- ゼミはテーマより活動内容や人を重視した方が失敗が少ない
大学のゼミでは、少人数でひとつの課題に取り組んでいくことになるので、教授や構成員との相性はとても重要になってきます。とはいえ、お互い興味のある研究内容を志す者どうし、やっていくうちに仲良くなっていくのも醍醐味ですね。
大学ゼミの選び方で後悔しないために
特に決まっていないあなたへ
仲の良い友達がいる研究室にする
研究室も、人間関係と情報戦の部分はあります。
特にしたい事がない場合、知り合いがいない、空気が合わないといったことになると苦痛になります。
事前に訪問したり友達に聞いて回るなどして情報を集めておきましょう。
手厚い指導をしてくれる先生を選ぶ
また、先生の指導方針によって決めるのもひとつの手です。
熱意をもってやりたい内容ではないのに、
「研究は自分でするものだ」という方針の先生のところへ行ってしまうと大変なことになります。
何をすればいいか皆目見当がつかない、というのであれば指導が手厚い研究室が無難です。
住めば都という言葉もありますし、ぼんやりした理由でも大丈夫。
最後は自分の意志で選ぶこと
この場合は一応、誰がそのゼミに入るかというリサーチはしておいた方が身のためです。
明らかに自分と合わない人ばかりだと、ちょっと息苦しくなってしまうかもしれません。
1つだけ、特にこのタイプのあなたに大切であろうことをお伝えします。それは、「自分の意志でゼミを選ぶこと」です。
あんまり乗り気じゃなかったけど、友達に誘われたから……
その結果、選んだゼミが楽しければ結果オーライ。
ですが、もし楽しくなかった場合、自分の意志で選んでいないと余計に苦しくなってしまいます。
どんな理由であれ、後悔をしないように、自分の明確な意志で選ぶことをオススメします。
引用元-大学生は全員必読!私の経験から語る、後悔しないゼミの選び方 | 大学生の困った!を解決するCampus Magazine
- 特にやりたい研究が決まっていない場合
- 仲の良い友達と同じゼミにする
- 手厚い指導をしてくれる教授を選ぶ
- いずれにしてもゼミは自分の意志で選ぶ
ものすごくやりたいテーマを扱っているゼミがある人は幸運ですが、そうではない人も多数いるのではないでしょうか。また入りたかったゼミが定員オーバーで、別のゼミになってしまう場合もあるでしょう。そんな場合も気を落とさずに。「住めば都」ですよ。
ゼミ特有の部分も考えて大学ゼミを選ぼう!
ゼミ選びの時期は大学によって違う
ゼミはいつからなのか?というと、時期は大学によっても違うと思います。
1年からいきなりあるところもあれば、もっと後からというところもあるでしょう。私の大学はゼミ自体は3年からですね。2年の後期に希望者は選考を受けて、合格すればゼミ異に入れるというものです。だから、2年生のうちからゼミのことについて考えたり、調べたりしないといけなかったのです。
ゼミには2つの側面がある
さて、じゃあ具体的にどういうゼミを選べば良いのか?
というのは、どういうゼミが自分に合っているか?という観点が重要になると思います。というのも、ゼミでやることというのは大きく分けて2つあるでしょう。それは当たり前ですけど勉強です。
そして、もう1個はイベントや合宿などの遊びや課外活動と呼ばれることです。勉強というのは、ゼミの本分である研究や発表になりますけど、もう1つの方は娯楽といって良いのか?は分かりませんけど、合宿をしたり、飲み会をしたり、という勉強とは関係ない部分の息抜きみたいなものでしょうかね?合宿は当然勉強する機会もあると思いますけど、息抜きに近い要素もあると思います。
事前の説明会で質問しておく
その2つの側面があるということをまず理解してほしいと思います。そして、ゼミを選ぶときには事前の説明会というのがあって、そこでは全体の説明と個別のゼミを回って説明を聞ける機会があると思います。
そのときにちゃんと詳しく話を聞いていくというのもありますけど、是非聞きたいことがあれば質問しておきましょう。ゼミの本分である勉強の方では、発表はどのくらいの頻度であるのか?とか、それ以外のことでは、飲み会はどのくらいの頻度であるのか?どのくらいの人が参加するのか?合宿はあるのか?どこにいくのか?どれくらいの費用がかかるのか?など、そういったことはゼミを長く続けていくうえで、非常に大切になると思います。例えば、発表が多いと、それだけゼミの勉強に時間をとられやすくて、他のことに手が回らなくなり、他の授業の単位を落としやすくなるとかあるかもしれませんし、飲み会などの雰囲気が好きじゃない人にとっては、飲みサーみたいな感じのノリのゼミだと、頻繁に飲み会があって、辛い思いをする可能性もありますから。
- ゼミ選びの時期は大学によって違う
- ゼミには発表などの「勉強」と、飲み会などの「娯楽」の2側面がある
- 事前説明会があれば、質問をする等してしっかりリサーチするべし
このように飲み会や合宿をするゼミもありますが、そういう活動が一切無いゼミもあります。また飲み会や合宿はもちろん強制ではありません。そういったことも含めて、やはり事前に調べて自分にあったものを選択できるといいですね。
影響するの?ゼミに入ったほうが就職には有利?
所属ゼミの研究内容は就活に影響するか
ゼミでの専門的な勉強が就活にも役立つかもしれない、そう思っている学生も多いと思います。確かにゼミで経済学や経営学を学んでいれば、ビジネスの世界で応用が利くように思うかもしれません。専門が物理学や化学の場合は、企業の研究・開発部門で需要があるようにも思えます。では、本当は企業が就活生に求めていること、また面接の際に重視していることとは何なのでしょうか。
結論として、あまり重視されない
企業側が面接の際に重視するポイントとして挙げている項目は以下のとおりです。(リクルートワークス研究所による就職活動意識調査「就職白書2012」より)
第1位 人柄(90.1%)
第2位 企業への熱意(72.0%)
第3位 今後の可能性(70.7%)
第4位 性格適性検査の結果(40.4%)
第5位 能力適性検査の結果(38.9%)
第6位 大学で身につけた専門性(24.4%)
第7位 アルバイト経験(23.9%)
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第16位 所属ゼミ・研究室(6.8%)
- 所属ゼミの研究内容は就活に影響するか
- 企業側の回答として、所属ゼミはあまり重視しない
面接の際にゼミのテーマや自分の卒論のテーマを聞かれることがありますが、これはどれだけ真面目に取り組んだかを知りたいそうで、その内容は問題では無いそうです。ただ、教授に強いコネのあるゼミに所属していると、就活で有利になることはあると思います。
就職前の予行演習!?社会の厳しさを教えてくれる存在が大学のゼミの教授
ゼミは会社で働くための予行演習の場
就活前の大学生は大人との接点も少なく、「井の中の蛙、大海を知らず」状態にあります。
(いかに大人慣れしている学生であっても、大人からすれば確実に粋がった蛙に過ぎません。)
そんな学生に世間の厳しさを就活前に教えてくれるのがゼミの先生なのです。
「自分が一所懸命につくった資料をけなされた。なんでだよ!」とただ憤る方もいますが、
あなたの資料が教授の要求を満たしていなかったということです。教授は学生の発表や資料を批評して、「頑張っただけでは報われない。成果を持ってこい!」と無言の叱咤激励をしてくださっています。
「次は教授の満足する資料を絶対にだしてやる!」という情熱を持って取り組んでください。
批判されることに慣れる
また、批判されることに慣れておく、耐性を作っておくことをお勧めします。
ゼミの先生だけではなく、ゼミの同級生、先輩、後輩からも疑問や批判を浴びましょう。それに対して明確な論拠(自分の主張の根拠)を提示し、
論理的な反論をすることができようになった方は、就活戦線を100%勝ち抜くことができます!
- ゼミで教授に厳しくされることは、社会に出るための予行演習
- 教授は学生に、社会の厳しさを教えてくれる
- 批判されることに慣れ、論理的な反論をできるように自分を鍛えるべし
何度も何度もダメ出しをくらって、ようやくOKがもらえた時の嬉しさは格別です。その専門分野のトップにいるような人間にマンツーマンで鍛えてもらえるチャンスは、今後の人生でもう二度とないかも知れないのです。存分に活用して欲しいものです。