囲碁・棋士【井山裕太】
プロフィール・囲碁の棋風・今までの成績や勝率・
賞金年収・奥さんの事・7冠への道のり・囲碁のルール・・・
などなど、たっぷり山盛りでまとめました。
目次
井山裕太 プロフィール
[deco_bg image=”postit1″ width=”400″]井山 裕太(いやま ゆうた)
1989年5月24日生まれで、現在は24歳です。
大阪府の出身。
[/deco_bg]
日本の囲碁界でトップの方で、しかもまだ24歳。
天才中の天才とも言われます。
わたしの勝手な囲碁のイメージは
ご年配の方が多いイメージでしたが
プロの世界は20代30代が非常に多く、井山棋士が業界トップです。
囲碁との出会いは5歳の時。
父親が買ってきた、囲碁のテレビゲームがスタートです。
祖父がアマ6段という事もあり
囲碁の先生が親族にいる環境だったのでしょう。
ここからスゴイ勢いで成長します。
6歳の時に
「ミニ碁一番勝負」と言うテレビ番組に出場し、5人抜きをします。
そのセンスと実力を認められ
番組の解説者だった、石井邦生九段に弟子入りをします。
6歳から弟子入りです。
6歳ですよ。小学校1年生ですよ。
わたしは、パパ・ママと甘えていました・・・
1997年・1998年(小学校2年・3年)に
全国大会である、少年少女囲碁大会で2年連続優勝をします。
同年から開催されるようになった
全日本こども囲碁大会でも優勝をします。
囲碁界では
平成生まれのチャンピオンとして話題になりました。
この時代から知っている方からすると
今の活躍は、容易に予想できたのでしょう。
プロ入りからの最年少記録
2001年(中学1年)にプロ入りをします。
これまでもですが
プロ入り後も、優勝をし最年少記録を次々更新し、現在になります。
最年少記録はこちら
年齢 | 最年少記録 |
---|---|
15歳10か月 | NHK杯 出場 |
16歳4か月 | 阿含・桐山杯 タイトル |
17歳10か月 | 棋聖戦 リーグ入り |
18歳5か月 | 名人戦 リーグ入り |
19歳3か月 | 名人戦 挑戦権獲得 |
20歳2か月 | 本因坊戦 リーグ入り |
20歳4か月 | 名人戦 七大タイトル獲得 |
20歳4か月 | 九段 九段昇段最短記録 8年10か月 |
23歳1か月 | 三冠 |
23歳2か月 | 四冠 史上5人目 |
23歳5か月 | 五冠 史上2人目 |
23歳10か月 | 六冠 史上初 |
23歳10か月 | グランドスラム 史上3人目 |
24歳4か月 | 大三冠 史上3人目 |
24歳4か月 | 名人本因坊 史上8人目 |
どうですか?
囲碁の世界には
タイトルと呼ばれるリーグのようなものが7つあるのですが
23歳の時、最年少記録で史上初の6つのタイトルの頂点になります。
7つのリーグで、6つのチャンピオン。
もう、日本の囲碁界を
井山棋士ひとりで、独占している状態なんです。
今、24歳ですから凄すぎます。
7大タイトル
では
7大タイトルでの、井山棋士の成績を見て行きましょう。
タイトル名 | 年代 | 詳細 |
---|---|---|
棋聖 | 2007年 | 棋聖戦 リーグ入り |
2013年 | 初の棋聖位 獲得 | |
名人 | 2007年 | 名人戦 リーグ入り |
2009年 | 初の名人位 獲得 | |
2010年 | 名人位 防衛 | |
2011年 | 名人戦で敗れる | |
2012年 | 名人戦で敗れる | |
2013年 | 名人位 獲得 | |
本因坊 | 2009年 | 本因坊戦 リーグ入り |
2012年 | 初の本因坊位 獲得 | |
2013年 | 本因坊位 防衛 | |
天元 | 2005年 | 天元戦 本戦入り |
2011年 | 初の天元位 獲得 | |
2012年 | 天元位 防衛 | |
2013年 | 天元位 防衛 | |
王座 | 2006年 | 王座戦 本戦入り |
2012年 | 初の王座位 獲得 | |
2013年 | 王座位 防衛 | |
碁聖 | 2007年 | 棋聖戦 リーグ入り |
2012年 | 初の碁聖位 獲得 | |
2013年 | 碁聖位 防衛 | |
十段 | 2008年 | 十段戦 本戦入り |
2011年 | 初の十段位 獲得 | |
2012年 | 十段位 防衛 | |
2013年 | 十段戦で敗れる |
追記)
十段 2014年 十段戦で敗れる
棋聖 2014年 棋聖位 防衛
どうですか?
2013年の成績を赤字にしましたが、数えて下さい。
6タイトルのチャンピオンなんです。
2012年あたりから、タイトルラッシュですよね。
見て頂いて分かりづらいのですが
2013年4月に十段戦で敗れ、6冠から5冠になります。
6冠の期間は、わずか43日間で短い期間でした。
しかし
2013年10月に名人戦で勝利し、6冠に返り咲きます。
現在は、6冠です。
日本の囲碁界で、誰も達成出来なかった6冠です。
7冠への道のり
6冠まできたら
皆が期待するのが、やはり7冠。
日本の全タイトルのトップに
井山棋士がなるのでは?なってほしい!
と、なるわけです。
ここまで好成績を残していると
一見簡単そうに思えますが、厳しい道のりと言う意見も多くありました。
まず
現在、十段のタイトルだけがありません。
2013年に敗れています。
2014年4月にある、十段戦で勝てば良いのですが
今回の十段戦は挑戦者になるため
一からトーナメント戦で、勝ち続けなければなりません。
一つ負けたら、夢かなわずです。
↑ 2014年十段戦トーナメントではありません。
そして
現在6冠ですから、各タイトルで挑戦者がいます。
2014年1月11日、12日に
棋聖戦がスペインで行われます。
挑戦者は、山下敬吾九段になり
井山騎士は、「挑戦者の本命で一番大変な相手だ」と言っています。
まずは、棋聖戦で防衛をし
そして、十段戦で一からトーナメント戦で勝利する。
一つも負けられない状態です。
井山棋士は
「7冠に挑戦は、そうそう訪れるチャンスではありません。
ここまできたら7冠をめざします。
棋聖戦はその最大のヤマ場。
自分の力を出し切れば結果はついてくる、と思っています。」
と、コメントしているのですが
何だかやってくれそうな気がしますね。
大きなプレッシャーも当然あると思いますが
楽しんでいる印象です。
追記)2014/3/14
1月11日から始まった
棋聖戦の第6局が、3月13日に終わりました。
井山棋士
棋聖戦を防衛です。
第一局 井山棋士
第二局 井山棋士
第三局 井山棋士
第四局 山下棋士
第五局 山下棋士
第六局 井山棋士
やってくれると信じていました。
さすがです。
そうなると十段戦で
7冠へリーチになりましたね。
と喜んで、調べてみたら
十段戦は挑戦者トーナメントの1月で、負けてしまっていました。
どうなんでしょう。7冠は…
来季の十段戦で、挑戦者になり勝利するまで
現在の6つのタイトルを、全て防衛する必要があります。
井山棋士なら、やってくれるはず。
そう、やってくれ…
応援しましょう。
成績 勝率
では、2007年からタイトル戦に出場してますので
2007年からの成績を見て行きましょう。
年代 | 成績 | 勝率 |
---|---|---|
2007年 | 44勝11敗 | 80% |
2008年 | 48勝21敗 | 69% |
2009年 | 43勝14敗 | 75% |
2010年 | 34勝20敗 | 62% |
2011年 | 48勝19敗 | 71% |
2012年 | 51勝21敗 | 70% |
2013年 | 43勝18敗 | 70% |
防衛戦が増えたため
トーナメント戦などの出場が少なくなり
2013年は前年より、勝ち数を減らしたようです。
ですが
勝率70%ですよ。凄いですよね。
しかも
タイトル戦もあり、挑戦を受ける立場で7割勝つのですから凄すぎます。
この勢いで、7冠まで突き進んでほしいですね。
囲碁 ルール
では、ここで囲碁のルールを。
わたしもですが
中には、囲碁のルールを何となくは知っているけど・・
という方もいると思います。
文章で説明するより
動画の方がわかりやすいので、YouTubeをご覧ください。
どうでしたでしょうか?
① くっついてきたらハネかノビ
② ナナメにご用心
③ いれてください いれません
④ 離してきたら離して打つ
とても、わかりやすいですね。
無料の、オンライン囲碁ゲームなどもあるので
チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
棋風
囲碁をしない人には
あまり聞き慣れない言葉ですよね?
棋風(きふう)
将棋・囲碁・チェスなどのボードゲームで
その人の着手の特徴のことである。
と、Wikipediaさんが言ってました。
井山棋士の棋風は、何と言われているのでしょうか。
・組んで良し、離れて良しのオールラウンド型
・バランス型で、想定外の独創的な打ち方もする
・面白く打つエンターティナー
などなど。
こんな言われ方をしています。
見る人によって感じ方は違うと思いますが
攻めまくり、守りもしっかりし
時にはビックリするような攻めもありで
対戦者は苦労しますが、見る人はとても面白いそうです。
トリッキーでもあり、堅実な手も打つ。
こんなコメントもありました。
井山棋士の頭の中には、碁盤が二つある。
一つは普通の基盤。二つ目の基盤で、独創的な手を考えているようだ。
頭の中を見てみたい。
ここまでのトップになると
普通の考えや、読める手ではなく
誰もが想像しない思考で、攻めてくるのでしょう。
時にはリスクを負ってでも。
賞金年収
これだけ強い選手なら、どれだけ稼いでいるのでしょうか?
フトコロ具合が気になります。
2013年に関しては
賞金総額◯◯◯万円や、賞金ランキングなどの記述が
現時点では、ネット上で見つかりません。
ですが
2013年12月更新の、タイトル賞金金額の一覧を合計してみました。
年代 | 賞金総額 | 賞金ランキング |
---|---|---|
2010年 | 5648万円 | 3位 |
2011年 | 9151万円 | 1位 |
2012年 | 1億620万円 | 1位 |
2013年 | 1億6461万円 | 1位 |
2014年2月発表の金額を、追記しました。
ですよね。
1億円超えはしています。
タイトル戦で、賞金金額が一番大きいのは
棋聖戦になります。
賞金額4500万円。
全部で6タイトルになりますので、1億円は超えていました。
妻 室田伊緒
では、囲碁界トップの妻はどんな方なのでしょう。
[deco_bg image=”postit1″ width=”400″] 室田 伊緒(むろた いお)1989年5月24日生まれで、現在24歳です。
愛知県の出身。
[/deco_bg]
あらそうですか。
井山棋士と同じ年で、誕生日も同じです。
運命感じますね。
井山棋士と結婚しているのに、なぜ室田さんなのか?
妻でありながら
ご職業は、将棋の女流初段の方なのです。
以前からの知名度がある、旧姓の室田を名乗り
将棋界で活躍しているのだと思います。
夫婦そろって勝負師です。
同じ勝負師だからこそ、分かり合える事が多そうですよね。
プロ野球選手が
なでしこジャパンと結婚する感じでしょうか?
二人の出会いを少しだけ。
2009年7月に出会います。
棋士の仲間や室田さんがいた
大阪のお好み焼き屋に、井山さんが合流したとのことです。
わかりやすく言うと、飲み会でしょうか?
いや、お食事会ですかね?
生年月日が同じ事もあり、この時点でビビビですね。
それから交際が始まり
名古屋の大学生だった、室田さんとデートをするため
全国で行われる対局の行き帰りに、井山棋士が会いに行ってたとの事です。
室田さんが大学を卒業した後
2012年の互いの誕生日(5月24日)に入籍し、12月23日に挙式を行いました。
その2012年の井山棋士は、タイトルラッシュですから
最高のパートナーなんでしょうね。
では
室山さんの通算成績を見てみましょう。
対局数 | 成績 | 勝率 |
---|---|---|
155 | 73勝82敗 | 47% |
2014年1月9日までで、今期の成績は
8勝8敗で、20位タイでした。(女流棋士54人中)
飛車を使う、振り飛車と言う戦法が得意との事です。
ネット上で騒がれている室田さんは
・可愛すぎる
・井山に嫉妬した
・性格よさそう
などなど
ルックスに関する話題がとても多いです。
では画像をお楽しみ下さい。
まとめ
・5歳から囲碁をはじめ、6歳で石井邦生九段に弟子入り
・中学1年でプロ入り
・15歳から現在まで、最年少記録が15もある
・23歳で、史上初の6冠になるが43日の短い期間だった
・24歳で、再び6冠になり7冠を狙っている
・7冠へは、1月に棋聖戦の防衛、4月に十段戦のトーナメントからの勝利・7冠へは、2015年十段戦で勝利するまで、現在の6タイトルをすべて防衛
・2013年の勝率は70%
・棋風は、オールラウンド型のトリッキー
・年収は1億円超え
・奥様は、将棋の女流棋士の室田伊緒さん。可愛すぎる。
いかがでしたでしょうか?
囲碁は、最高の頭脳ゲームとも言われます。
精神力と体力を使い、プロの棋士は一局で2-3kg程度、体重が落ちるほどです。
何手も先の事を読みながら、頭に汗をかくと
向い合って、座って指しているだけで体重が減るんです。
そんな経験したことありますか?
今回わたしは色々調べて、囲碁に対して興味をすごく持ちました。
囲碁界に新しい風を起こしている、井山棋士の7冠への夢と共に
今後も盛り上がってくれると嬉しいですね。
ありがとう。aki